ともに進む友好の道/朝・日連帯型の岡山初中支援
2016年10月28日 14:49 文化地道な対外活動を積み重ねてきた岡山では近年、岡山初中に対する朝・日連帯型の支援活動が活発に行われている。学校チャリティーを目的とした金剛山歌劇団の公演は3年前から公演実行委と「日本と南北朝鮮との友好を進める会」による共催となった。また10月22日には学校側と「進める会」を中心とした様々な団体が実行委を構成し、朝・日団体が共催する対外公開授業が初めて行われた。
熱い思いを再認識
歌劇団公演の利益は、同校の財政をサポートする上で大きな比重を占めるが、近年、朝鮮や同胞社会を取り巻く偏向的なメディアの影響も相まって日本人の観覧数が減少。その傾向に歯止めをかけ、公演の準備活動の実効性と一貫性を高めるために、商工会、青商会、教育会など各団体の持ち回りであった実行委を6年前から各地域商工会が中心となって構成するようになった。
岡山地域商工会の姜泰龍会長(49)は話す。
「朝鮮と同様、『近くて遠い存在』である朝鮮学校に対する理解を深めるために、文化交流を通じて草の根レベルから朝・日友好を実現したい」
友好の輪を広げるために、岡山民族教育対策委員会が主導となって歌劇団公演の共催を持ちかけたのが、それまで後援団体だった「進める会」であった。