誇り高き朝鮮人、常に堂々と/人権協会顧問・柳光守氏を偲ぶ
2016年08月05日 15:10 歴史柳光守氏は、子どもの頃の学校の同級生を除いて、私が最初に知り合った在日朝鮮人だった。私が、司法試験に合格し、司法修習生になって様々な活動をしているとき、朝鮮総連を訪ねたのであった。その頃、全国的に指紋押捺拒否の闘いが繰り広げられ、在日朝鮮人の権利が問題になっていたからであった。
白山の出版会館で最初にお会いしたとき、床井茂弁護士も同席され、「過去を忘れるな」という1970年代に作成された強制連行の調査フィルムを上映して頂いた。私にとっては、それは強烈な印象を残した。その後、修習生数名や亡くなられた吉峰弁護士とも一緒に朝鮮大学を訪問することのお世話にもなった。