膨れる声、広がる連帯/200回目の「火曜日行動」、参加者たちの思い
2016年06月22日 15:11 暮らし・活動 権利大阪で200回目を迎えた「火曜日行動」(21日)。この日、朝鮮学校への差別是正を訴える声はどんどん大きくなり、連帯の輪は広がりを見せていた。
子どもを全員朝鮮学校に送ったという女性同盟大阪・生野西支部の康英子顧問(75)は初めて「火曜日行動」に参加した。「参加してみて感じることが多かった。これまで参加していなかったことを反省している」とし、「民族教育は在日同胞社会の生命線だ。それを日本の行政は力で押しつぶそうとしている。補助金をストップさせたせいで朝鮮学校に通いたくても通えない子どもたちもいる。「連結会」をはじめとする人々の呼びかけが気持ちを熱くさせてくれた」と話した。
同じく初参加の野村千代子さん(61)は、朝鮮学校を支援する日本市民団体「城北ハッキョを支える会」が行っている城北初級での給食作りに参加したことをきっかけに、この日足を運んだ。41年間、守口市内の小学校で教員を務めた野村さんは、在日朝鮮人から住民税をもらっておきながら朝鮮学校へ差別を行っている日本の行政に対して憤りながら、「子どもを守れない国は世界的に見ても駄目だ。子どもたちの教育を受ける権利を保障するのは自治体として当たり前のことだ。日本人がしっかりと考えるべきことだ。今後も参加したい」と話した。