〈民族教育と歌 3〉青年学校に響いた民族の歌―聞慶峠(ムンギョンコゲ)/金理花
2016年06月16日 14:47 文化ふと目にとまった写真。1950年代前半に撮影されたという「青年学校」の風景だった。青年たちが集まり、歌を習っている。目を凝らして黒板に書かれた歌詞を読み取ると、朝鮮戦争のさなか、1950年に創作された戦時歌謡「聞慶峠」であることがわかる。静岡県本部中部支部清水分会の事務所に飾ってあったその写真には、当時を生きていない私でもどこか見覚えのある、そんな風景が写し出されていた。
ふと目にとまった写真。1950年代前半に撮影されたという「青年学校」の風景だった。青年たちが集まり、歌を習っている。目を凝らして黒板に書かれた歌詞を読み取ると、朝鮮戦争のさなか、1950年に創作された戦時歌謡「聞慶峠」であることがわかる。静岡県本部中部支部清水分会の事務所に飾ってあったその写真には、当時を生きていない私でもどこか見覚えのある、そんな風景が写し出されていた。