朝鮮外務省代弁人、“対話と軍事的脅威は両立しない”
2016年04月13日 10:22 共和国朝鮮外務省のスポークスマンは12日、6カ国協議の再開や、非核化と朝鮮戦争平和協定締結を並行して議論する案について、「現在の朝鮮半島の情勢がとうてい対話について考える雰囲気ではない」としたうえで、「一方的な圧力の下では絶対に対話をしない」との立場を表明した。朝鮮中央通信が伝えた。
外務省スポークスマンは、史上類例のない侵略的な米国・南朝鮮合同軍事演習とそれに対処した朝鮮の軍隊の自衛的措置によって、朝鮮半島にはただ鉄と鉄、火と火、核と核が衝突することだけが残っているとしながら、次のように述べた。
対話とは、当事者間の相互尊重と平等を生命とする手段である。われわれは、対話自体に反対しないが、不平等な対話は徹底的に排撃する。一方的な圧力の下では絶対に対話をしないというのが、われわれの終始一貫した原則的な立場である。対話と軍事的脅威、対話と制裁は決して両立しない。制裁を加える目的が対話を実現することにあるという論理は、われわれに通じない。
米国の増大する敵対行為によって、われわれの核問題はすでに対話のテーブルから去って久しい。われわれが打ち出した合同軍事演習中止対核実験中止の提案も、米国自らが拒否した状況下で、これ以上有効ではなくなった。
すでにせん明したように、われわれの並進路線は世界の非核化が実現される時までたった一日も中止することなく引き続き力強く進められるであろう。
朝鮮半島で解決されるべき焦眉の問題は、ほかならぬすべての問題発生の根源である米国の対朝鮮敵視政策の完全な終息である。
この問題が対話と交渉を通じて解決されるか、あるいはほかの方法で解決されるかということは全的に、米国の態度いかんにかかっている。
(朝鮮新報)