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大阪の大今里分会が単独開催/映画「60万回のトライ」「ウリハッキョ」上映会

2016年04月12日 14:16 暮らし・活動
上映会では映画監督、当時の選手らによるトークショーも行われた

上映会では映画監督、当時の選手らによるトークショーも行われた

大阪の東成区民ホールで3月27日、朝鮮学校を舞台にしたドキュメンタリー映画「60万回のトライ」と「ウリハッキョ」がそれぞれ2回ずつ上映され、310人の同胞と日本市民らが鑑賞した。

この上映会は、総聯大阪・東成支部の大今里分会が「ウリ学生映画の会」実行委員会を立ち上げ単独で催した。

実行委員長を務めた大今里分会の髙柄烈分会長は、「財政的に困難に直面している朝鮮学校を支援するとともに、多くの日本人に朝鮮学校を知ってもらい理解の輪を広げたかった」と上映会開催の想いについて語った。実行委員会副委員長には金榮基副分会長、事務局長には呉泰一分会委員、実行委員に女性同盟大今里分会の申美子分会長が担当し、宣伝活動、チケット販売、広告集めを精力的に行った。

実行委員のほかに、「中大阪朝鮮学校とともに歩む会」役員、地域の町内会、日頃から交流のある日本の友人からも、ホームページ作成やチケット販売、当日スタッフとして協力を得た。

日本人支援者も含め上映会後に行われた打上げ

日本人支援者も含め上映会後に行われた打上げ

知人から誘われ映画を鑑賞したというある日本人は、「在日コリアンの方々を理解するために、こうした催しはもっともっと必要だと思う。『高校無償化』除外、補助金カットのおかしさ、不条理も伝わると思う」と感想を残した。また、新聞の折り込み広告を見てきたという日本人は、「一方的な情報ばかりが氾濫しているので少し困っているところだった。日本の中で生きている人々はみな社会の大切な構成員だと思った。日本人だからこそ知らねばならないと思った」と記した。

今回の催しは、数度にわたる新聞折り込み広告、地域町内会の回覧板や掲示板、地域の小学校や中学校訪問、各職場や知人などを通じるなど、既成の取り組みを飛び越え、今までにない幅広い宣伝活動を行った。チラシ配布数は3万枚に及んだ。

またチケット販売、協賛広告などを通じて得た収益金のうち20万円が、東成支部管内にある中大阪朝鮮初級学校へ寄付された。

催しを成功させた分会委員らは充実感を味わいながら、11月に行われる「総聯分会代表者会議ー2016」に向けてさらなる活動を決意している。

【東成分局】

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