〈特集・ウリハッキョの今〉千葉初中/人間の芯を育てる教育の場
2016年03月16日 14:57 民族教育千葉県にただ1つの朝鮮学校として、70年の歴史を刻んできた千葉初中(千葉市花見川区)。校舎入り口には、今日「われらは統一の新世代、未来に向かう千葉初中」と書かれた文字盤が掲げられている。
7つの国語講習所
解放直後、盧晟容さんの呼びかけの下、千葉市今井町で7人の同胞児童を募り「国語講習所」を開いたのが、千葉県での民族教育のはじまりだった。46年9月13日、教員5人、児童81人を集め、朝聯千葉初等学園が開設(校長・金永吉)。時を同じくして船橋、東葛、木更津、館山、茂原、横芝でも初等学園が開設された。当時、7つの初等学園で386人の子どもたちが学んでいた。