〈特集・ウリハッキョの今〉愛知第7初級/「情」で溢れるハッキョを目指して
2016年03月09日 09:40 民族教育愛知県瀬戸市は、日本有数の陶磁器である瀬戸焼の名産地。広く知れ渡っている「瀬戸物(せともの)」もこの地がその由来である。市内の鉱山からは陶磁器やガラスの製造に必要な資源がたくさん採れるため、戦前から瀬戸市に仕事を求めて集まる人が多かった。朝鮮人もまた同じだった。市内の陶土採場や陶磁器工場などで過酷な低賃金労働に従事していた、約1万人の朝鮮人によって地域同胞社会が築かれ、民族教育が始まってから今年で70周年を迎えた。