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在日朝鮮学生少年芸術団が迎春公演に出演

2016年01月05日 13:46 共和国 民族教育

170人が愛族愛国の心を1つに

【平壌発=李永徳】日本各地の朝鮮学校に通う初級部6年生から中級部3年生までの児童、生徒たち170人らで構成される第29回在日朝鮮学生少年芸術団(以下、芸術団)が、1月1日午前11時から平壌の万景台学生少年宮殿で行われた、「学生少年たちの2016年迎春公演」に出演した。

芸術団は、同公演「世界にうらやむものはない」で序章と終章を除いた23演目中、18番目に舞台に上がった。芸術団の演目名は「朝鮮学校学生の日記」。児童、生徒たちは祖国での滞在期間、毎晩自分が感じたことを日記にしたためてきた。同演目では初めて祖国を訪問した児童、生徒たちの心境の移り変わりや決意が、歌や踊り、日記の説話や映像で表現された。

第29回在日朝鮮学生少年芸術団の公演

第29回在日朝鮮学生少年芸術団の公演

「右足でこの地を先に踏みしめようか。左足でこの地を踏みしめようか。むせびながら祖国を訪ねたが、私より先に涙が地に落ちた」(오른발로 이땅을 먼저 디딜가, 왼발로 이땅을 먼저 밟을가, 조국아 목메여 찾고 찾으니, 눈물이 나보다 먼저 내려요 땅에 내려요)

福島朝鮮初中級学校の金希俊さん(中3)による独唱に合わせて、チマチョゴリを着た舞踊手たちが舞台上で舞う。瞳にはすでに熱いものがこみ上げていた。東京朝鮮中高級学校の金柚怡さん(中3)は「初めて祖国を踏みしめた日、これまでみんなで苦楽をともにしてきた日々を思い出して感情を抑え切れなかった」と話す。

暗闇を照らす月の美しさに息を飲んだ祖国での初めての夜。日本での報道とはかけ離れ、立派な建築物が立ち並ぶ平壌市内。児童、生徒たちの心境に基づいて構成された演目で、彼らはこれまで祖国で過ごした日々を全身で表現していた。

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