国内企業が躍進/第11回平壌秋季国際商品展覧会で
2015年09月28日 18:03 共和国【平壌発=金淑美】毎年春と秋に平壌で行われる国際商品展覧会は、朝鮮の対外経済活動における変化を知ることのできる、一つのバロメーターとなっている。
今回で11回を数える平壌秋季国際商品展覧会(9月21~24日、3大革命展示館)には、国内をはじめ、ドイツ、ロシア、マレーシア、モンゴル、シンガポール、中国、その他多数の国と地域から約300の企業が参加した。
かつては外国企業の参加率が全体の70%を占めていたが、最近は国内企業の出店数が持続的な増加傾向をたどっており、ついに今回、国内企業の出店数が外国企業を上回った。
背景には、対外経済における多様化・多角化の方針と「ウリ式経済管理方法」導入による企業の権限拡大がある。過去には特定の国家機関や企業だけが対外経済活動を行ったが、現在は経済におけるすべての部門、様々な企業が世界各国と経済協力関係を結ぶことが可能になった。
展示場の一角に一際大きな人だかりをつくっていたのが、平壌製薬会社とスイス企業との合併会社、「ピョンス製薬合弁会社」の売り場だった。