初の形式、スキルアップ目的に／京都で朝鮮学校美術教員の展覧会

各地の朝鮮学校美術教員らによる展覧会「おしえるひと＝おそわるひと」が9月20日から26日までの予定で、京都市東山区のアートフォーラムJARFOで行われている。

京都で行われた展覧会「おしえるひと＝おそわるひと」で作品に見入る人々

2015年、2014年に創作されたものを中心に、日本各地朝鮮学校の教壇に立つ34人の作品44点が展示された。展覧会責任者である朴一南・在日朝鮮学生美術展中央審査委員会委員長によると、朝鮮学校初級部から高級部までの美術教員、講師らが出展した今回のような形式は初めて。インスタレーション、水彩、油彩、朝鮮画をはじめ、あらゆるジャンルの作品が並んだ。

展覧会開催のきっかけは、毎年各地を巡回して行われ今回で44回目となる在日朝鮮学生美術展だった。生徒らの能力を引き出す朝鮮学校教員らの指導ぶりも高く評価されており、毎回、生徒らが自由に自らの内面を表現している展覧会は、各地にファンが多いという。