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〈月間メディア批評(下)〉品格あった朝鮮代表

2005年02月25日 00:00 朝鮮半島

感動的なシーン

サッカーW杯アジア最終予選の日本対朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)戦が2月9日、埼玉スタジアムで行われた。私はインターネット新聞、日刊ベリタの取材団の一員として、南サイドスタンドに設けられた朝鮮応援団席で取材した。

試合は、朝鮮が1-2で敗れた。しかし、かつて「赤い稲妻」と呼ばれ、1966年に行われたイングランド大会でイタリアを破ってアジア勢初のベスト8進出を果たした朝鮮が伝統の力を発揮した。

試合を前にしてテレビの情報番組では、ソウルの市民にマイクを向けて、「日本と北朝鮮のどちらを応援するか」という愚かな質問をしていた。回答した市民が全員、「北朝鮮」と答えていたのを見て、頭を傾げるキャスターもいた。韓国と朝鮮の友好が進んでいることを知らないのだ。

スタジアムの「朝鮮応援団」の中には、韓国籍をとっている在日朝鮮人や韓国からの留学生や労働者も多数いた。

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