〈月刊メディア批評〉正月早々から「反北朝鮮」を煽る日本メディア
2004年01月16日 00:00 朝鮮半島マスメディアの任務は、社会の中から差別や偏見をなくし、平和を創出することなのに、日本のメディア企業は、日朝関係の取材、報道で正反対のことをしている。
正月早々発行される「週刊ポスト」は朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)元首の姓名を呼び捨てにして、《生け捕りせよ》という大見出しを新聞広告、電車の中吊り広告に掲げている。
1月5日の毎日新聞によると、毎日が昨年12月に実施した「外交と安全保障に関する全国世論調査」の結果、「『脅威を感じる国』を5カ国の中から選んでもらったところ、北朝鮮と回答した人が最多の50%を占めた。国際社会が北朝鮮に対して今年も食糧支援を続けるべきかどうかの質問では、『やめるべきだ』が64%と多数を占め、『続けるべきだ』の26%を大きく上回った」というのだ。