日本の核問題の真相(2)
2004年05月28日 00:00 朝鮮半島すでに高速増殖原子炉もんじゅの正常稼動を開始する前に日本政府は、もんじゅの全面的な運営を通じて2010年まで約100トンのプルトニウムを確保する目標を立てた(ロシアのコムソモリスカヤ・プラウダ1992年2月13日付)。
同時に日本は、フランス、英国など欧州諸国に委託して核廃棄物を再処理して抽出したプルトニウムを大々的に搬入して貯蓄している。
すでに、1970年代と1980年代に日本は密かに英国から10余回にわたって再処理して抽出した1トン以上のプルトニウムを運搬してきた(英国のオブザーバー1993年5月9日付)。
日本は、1992年11月から1993年1月初まで行われた輸送船あかつき丸を通じたフランスからのプルトニウム輸送を機に、大規模で連続的なプルトニウム輸送キャンペーンに着手した。こうして日本は、2010年まで約30トンのプルトニウムを海外から搬入することを計画しているという(米国のAP通信1993年1月5日)。
このような計画について、東京にある原子力資料情報室の高木仁三郎室長は国際反核会議で、日本が21世紀初には米国とロシアよりも多くのプルトニウムを持つことになると明らかにした(共同通信1994年8月3日)。