〈朝鮮と日本の詩人 95〉森田進
2009年06月15日 00:00 文化・歴史抗日パルチザンの歌響く
燃える気魄の言葉が降り注ぐ
日本民族の犯してきた長く暗い夜と
今宵とはきっぱりと違うのだ
低く鈍い海の唸りが
アリラン哀歌が聞こえる
抗日パルチザンの歌が響く
慶尚北道出身の君は
日本人のぼくと肩を組み
凝と見つめ合っている
あと五年後のほんものの祖国を見てくれという
ぼくは苦難を耐えてきた君たち若者に
逞しい筋骨と
清冽な魂とを発見した
(2連13行略)
燃える気魄の言葉が降り注ぐ
日本民族の犯してきた長く暗い夜と
今宵とはきっぱりと違うのだ
低く鈍い海の唸りが
アリラン哀歌が聞こえる
抗日パルチザンの歌が響く
慶尚北道出身の君は
日本人のぼくと肩を組み
凝と見つめ合っている
あと五年後のほんものの祖国を見てくれという
ぼくは苦難を耐えてきた君たち若者に
逞しい筋骨と
清冽な魂とを発見した
(2連13行略)