〈朝鮮と日本の詩人 75〉近藤芳美
2008年12月17日 00:00 文化・歴史迎春花かぎりなく咲く野
国染めてくれない色の朝明けのひろがらむはて大地は凍れ
凛々と大地のかぎり凍る冬聞ゆるごとし国の歓喜は
清冽に祖国と呼ばれむ世界あれ凍る大地の朝のかがやきに
地も河も厳しく凍る冬を生き春まつよろこびは遠く思わむ
新しく国興る声今聞かむ春の解氷を遠く聞くごと
よろこびに充ちて一国の興るさま再び訪い得ぬ国と吾が恋えど
迎春花かぎりなく咲く野を知れり凍る大地の春はたちまち
国染めてくれない色の朝明けのひろがらむはて大地は凍れ
凛々と大地のかぎり凍る冬聞ゆるごとし国の歓喜は
清冽に祖国と呼ばれむ世界あれ凍る大地の朝のかがやきに
地も河も厳しく凍る冬を生き春まつよろこびは遠く思わむ
新しく国興る声今聞かむ春の解氷を遠く聞くごと
よろこびに充ちて一国の興るさま再び訪い得ぬ国と吾が恋えど
迎春花かぎりなく咲く野を知れり凍る大地の春はたちまち