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〈みんなの健康Q&A〉社会不安障害/SAD(下):治療法

2006年08月18日 00:00 文化・歴史

Q:SADを放っておくとどうなりますか?

A:前回も説明しましたが、SADをそのままにしておくと、やがては自分が恐怖を感じる場所に行くことを避けるようになります(これを「回避行動」と呼びます)。強い不安感が学校や職場で大きな影響を及ぼすようになり、場合によっては引きこもりや不登校、中退、退職といったケースに至ることも多く、日常生活に大きな支障をきたすようになってしまうこともあるのです。SADは、「強い不安」を感じる程度により、「全般型」「非全般型」「限局型」の3つのタイプに分けることができます。「全般型」はほとんど全ての「社会的状況」において「強い不安」を感じるタイプです。「非全般型」は2~3の社会的状況において、また「限局型」は特定の1つのみの社会的状況において「強い不安」を感じるタイプです。なお、全般型の患者さんは、発症原因として「遺伝的要因」が強く、発症年齢が低い傾向にあるとも言われています。

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