〈子ども美術館 3〉優秀賞「ぞう」(水彩)
2010年11月17日 00:00 文化西神戸朝鮮初級学校・初級部1年 李亜衣
「ぞう」という動物は、子どもにどのように映るのだろうか。
長い鼻、独特な臭い、壁のように大きな体、自分とはまったく違う皮膚の色。
本の中とは違う生の象の異質な姿は、新鮮な発見と驚きを与える。
おそらく、子どもは視覚だけではなく、五感で感じたすべてを絵に描くのだ。
絵の中の象は長い鼻は目立たないが、象の持つ重さや大きさが力強く描かれた。
7歳の子どもの造形力が、生き物の生命力を堂々と伝える。
(中央審査委員・朴美奥)