〈朝鮮民族の美84〉海州盤 朝鮮の膳④
2014年06月18日 10:42 文化・歴史海州は平壌南方110キロ、開城の西方70キロの古い街。この黄海道南部一帯で作られたのが海州盤である。
海州盤は三枚の板で作られており、盤面は統営盤と同じく縁がふち取りされて、やや大型の四角のおぼんのようになっている。これを支える足となるのが左右の二枚の板で、これはたいてい透かし彫りがほどこされている。この二枚の板をつなぎ補強するのが「雲脚」であって、これは同時にこの盤前後の飾りの役割をはたす。
海州は平壌南方110キロ、開城の西方70キロの古い街。この黄海道南部一帯で作られたのが海州盤である。
海州盤は三枚の板で作られており、盤面は統営盤と同じく縁がふち取りされて、やや大型の四角のおぼんのようになっている。これを支える足となるのが左右の二枚の板で、これはたいてい透かし彫りがほどこされている。この二枚の板をつなぎ補強するのが「雲脚」であって、これは同時にこの盤前後の飾りの役割をはたす。