エボラ防疫活動に一丸
2014年11月14日 15:30 朝鮮半島全国規模で監視、通報、広報
国家非常防疫委員会がエボラウィルス感染防止措置として10月29日に発表した、全入国者に対する21日間の隔離と保健担当者による監視措置に加えて、エボラ出血熱を防ぐ活動が現在、朝鮮の各地で行われている。
7日発朝鮮中央通信によると、エボラ出血熱の防疫に関する衛生宣伝が強化されている。保健省皮膚病予防院、柳京口腔病院をはじめ多くの機関の保健・医療従事者が担当地域へ出向いて掲示物やビデオを通じた宣伝や解説を行っている。平安南道、平安北道、黄海北道、咸鏡南道の勤労者団体も機関、企業所、人民班別に衛生宣伝活動を行っている。
各地の医療従事者は担当している住民に対する病気の検査、検診を強化し、住民の中で急に高熱が出たり、激しい頭痛などが現れないか観察を続けている。
機関、企業所でも、従業員の中で異常症状が現れた際に当該の保健・医療機関と防疫機関に知らせる体系を整えている。
また、病気に対する診断と治療が迅速かつ正確に行えるよう、各道・市(区域)・郡では保健・医療従事者に対する技術講習を実施している。
中央衛生防疫所では、エボラウイルスが国内に侵入する経路を徹底的に遮断するための取り組みも行っている。
(朝鮮新報)