【資料】朝鮮民主主義人民共和国の観光政策―概要・現況・展望―について
2014年08月28日 11:54 共和国 資料観光立国めざし躍進する朝鮮/㈱中外旅行社 社長・韓正治
はじめに
このたび、北東アジア国際観光フォーラムおよび(社)東北亜観光学会主催による「北東アジア国際観光会議」において、朝鮮観光について発言する貴重な機会をいただき有難く思う。
おりしも、暗礁に乗り上げていた朝・日国交正常化会談が行われ、閉ざされていた朝・日交流の門戸が開き始め急速な進展が期待される。
今日はこの場をお借りして、「朝鮮民主主義人民共和国の観光政策―概要・現況・展望―」と題して話したい。
弊社は1968年2月の創設以来、朝鮮と日本の間に国交がないなか、40年間にわたり「一種旅行業者(国土交通大臣登録旅行業)」として、朝鮮・高麗航空と朝鮮国際旅行社の日本総代理店業務を行い、日本に於いて朝鮮観光ビザ発給手続きを委託され「朝鮮観光の窓口」の役割を担ってきた。創設から今日にいたるまで、朝鮮旅行をメインにしながらも一般旅行業者として朝鮮以外の海外旅行、日本の国内旅行を含む旅行業務全般を取り扱ってきたが、朝鮮と日本の交流と相互理解に微力ながら精一杯努めてきた。