公式アカウント

車椅子でゴールイン! 大きな拍手/東京朝鮮第4初中級学校

2014年07月01日 11:01 民族教育

笑顔あふれる運動会

中3の仲間たちと一緒に

中3の仲間たちと一緒に

6月1日は東京朝鮮第4初中級学校の運動会でした。私にとっては中3の双子の息子たちが参加する、ウリハッキョで9回目の最後の運動会。

次男は重度の脳性麻痺で歩くことも立つこともできません。そんな次男にとって運動会は、毎年暑い中じっとしていなくてはいけない苦痛な行事の一つでした。

毎年、運動会を終えての帰り道、車の中では我慢と緊張がほぐれた次男がぐずりはじめると、それをなだめるのが大変でした。今年も帰り道がどうなるかと心配しながら運動会の日を迎えました。

当日は30度を越える猛暑日で、心配は一層募りました。でも、今年の運動会は違いました。運動場に入って最初に目に飛び込んできた学年ごとに制作した旗を見た瞬間、涙がこぼれそうになりました。そこには車椅子の次男を中心にした、クラス全員の笑顔が描かれていました。その絵のとおり、次男は今年の運動会の1日を満面の笑顔で過ごしました。

最初の100m徒競走では、途中までソンセンニム(先生)に車椅子を押してもらい、最後の直線は電動車椅子で自力でゴールを目指しました。観客席からは拍手が起こり次男は満面の笑みでゴールしました。

Facebook にシェア
LINEで送る