日朝友好第32回高麗野遊会、180人が参加
2014年05月13日 13:47 文化・歴史排外主義に打ち勝つ信頼関係を
日朝友好第32回高麗野遊会が11日、埼玉県日高市の高麗神社で行われた。(主催=同実行委員会)。同胞や日本市民、南朝鮮の人々など約180人が集まった。
雲一つない冴え渡った青空の下、高麗神社に向かう先発隊は高麗川に沿って約90分間の散策を楽しんだ。道中では、名物の高麗豆腐をつまんだり、ミュージシャンの岡大介さん(22)が演奏する「カンカラ三線」の音色を楽しみながら、話に花を咲かせた。
高麗神社についた一行は他の参加者と合流。まず、「庶民の声を代弁する演説歌を歌いたい」と、活動する岡さんが3曲披露した。3曲目のアリランでは演奏に合わせて参加者がそれぞれの言語で合唱すると、よりいっそう場が盛り上がった。続いて、同神社の高麗文康宮司の話に耳を傾けた後、一行は高麗神社の駐車場に移動した。毎年恒例の朝・日交流焼肉パーティーの前に、昨年末に亡くなった故・崔東碩高麗野遊会実行委員会共同代表と南朝鮮の「セウォル号」沈没事故犠牲者を追悼し、黙祷がささげられた。
その後、参加者たちは七輪を囲み、ビールやマッコリ、朝・日友好の証として北南の焼酎を日本の水で割った「統一焼酎」などを片手に交流を深めた。