〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(4)
2014年01月28日 09:00 歴史朴堤上の帰宅を待ち焦がれていた夫人がこの知らせを聞いて、入江に駆けつけたが、すでに船は錨を上げた後であった。甲板に立った朴堤上は、夫人に向かって軽く手を振るだけであった。遠ざかるその手ぶりもだんだんとかすかなものになっていった。
(どうか、無事お帰りください)
夫人は、いつまでも手を振りまた振るのであった。
やがて船は遠くへ消えてしまった。
倭国に到着した朴堤上は、ただちに王を訪ねた。
朴堤上の帰宅を待ち焦がれていた夫人がこの知らせを聞いて、入江に駆けつけたが、すでに船は錨を上げた後であった。甲板に立った朴堤上は、夫人に向かって軽く手を振るだけであった。遠ざかるその手ぶりもだんだんとかすかなものになっていった。
(どうか、無事お帰りください)
夫人は、いつまでも手を振りまた振るのであった。
やがて船は遠くへ消えてしまった。
倭国に到着した朴堤上は、ただちに王を訪ねた。