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茨城朝高・保健、教師と専門家のダブルティーチング

2013年11月08日 14:47 民族教育

生徒に適した内容提供

茨城初中高の「保健」授業は、長年本校で教員を務めた裵枝玉さん(71)と、体育教員の李英福さん(42)、そして看護師の李英子さん(51)によって進められてきた。30年ほど前、当時中級部を受け持っていた裵さんが、「性教育」をテーマに開かれた日本の教育関係者向けの全国大会に参加したことがきっかけとなった。「性教育と言っても、内容は性的なことに限らず、命の大切さを説くものだった。資料を受け取り、どれほど感動したかわからない」。

学校に戻り、すぐさま授業に取り入れようと試みたが、学校で性について語ることは当時はまだ、タブーとされていた。実践に向けて何度も教務との話し合いが重ねられた。

かねてから母校の力になりたいと考えていた看護師の李英子さんの申し出(1986年)と、1992年の春、朝鮮大学校師範教育学部体育科を卒業して、同校に李英福教員が赴任したことが追い風となり、手探りで始まった保健授業はその後、体系的なものとして発展してきた。

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