〈月間平壌レポート 9月〉建国65周年盛大に祝賀
2013年09月27日 13:42 共和国平和を守り抜く意志と力
【平壌発=金里映】建国65周年を迎えた9月、平壌では労農赤衛軍閲兵式および市民パレードをはじめ、さまざまな政治行事が盛大に催された。一方、開城工業地区事業が再開されるなど、北南関係改善に向けた和解ムードが高まった。
パレードの光景
9日、金日成広場で行われた労農赤衛軍閲兵式は、国の安全と自主権を人民の力で守っていくという朝鮮の気概と一心団結の威力を内外に誇示した。
労農赤衛隊(軍)は、自衛的軍事路線と「全民武装化」方針を掲げた金日成主席によって、1959年1月14日に創建された民間兵力である。その原点は日本植民地時代、抗日闘争において反日遊撃隊と共に民間人らが勇敢に戦ったことにある。労農赤衛軍は正規軍ではないが、全国各地に軍事組織指揮システムが確立し、朝鮮人民軍と共に国の防衛の一翼を担っている。
閲兵式終了後、参加者たちは車に乗って市内をパレードした。沿道で国旗や花束を掲げながら温かく迎えてくれた市民らに対し、労農赤衛軍兵士たちは両手を大きく振りながら笑顔で応えた。
植民地支配からの解放、ゼロから始まった建国事業、分断の悲劇がもたらした朝鮮戦争、戦後復興と社会主義建設、東欧・ソ連の社会主義瓦解にともなう深刻な経済的打撃、世紀を超えて続く軍事的緊張…。このような類例を見ない厳しい歴史的環境の中、朝鮮は幾度となく国の存亡をかけたたたかいを余儀なくされてきたが、強固な国防力を背景に難局を乗り越えてきた。