福島初中生徒らを温かくもてなす、兵庫県宝塚市で保養キャンプ
2013年10月03日 11:45 民族教育日本人士らが招待
東日本大震災で被災した福島朝鮮初中級学校生徒の心と体のケアを目的とした「保養キャンプ」が、9月19日から22日にかけて、兵庫県宝塚市の大林寺を拠点に行われた。「朝鮮学校を支える宝塚市民の会」の日本人士と同胞らによる実行委員会が主催したキャンプには、福島初中の生徒、児童9人と教員5人が招かれ、交流会や温泉、スポーツ、歌劇観覧などで心と体を癒した。
「パンガプスムニダ」の横断幕
19日、飛行機で到着した福島初中の生徒らを、「パンガプスムニダ」の横断幕を持った実行委らが空港で温かく出迎えた。
生徒らは、「1号車」「2号車」などと前後に書かれた実行委による車に分乗し、宿泊地の大林寺へ。無農薬の厳選された食材で作られた昼食をとり(キャンプ中の食材はすべて無農薬)、近隣の朝鮮学校(尼崎朝鮮初中級学校、伊丹朝鮮初級学校)の初中級部生徒、保護者らが準備した歓迎公演と交流会に参加した。ここで福島初中生徒も公演を披露、尼崎と伊丹の朝鮮学校生徒からメッセージが込められた色紙を手渡された。