第13回「南北コリアと日本のともだち展」/平壌でワークショップ
2013年09月04日 11:52 共和国“一緒に絵描いて仲良くなった”/朝鮮学校、日本人児童が参加
【平壌発=金里映】今年で13回目を迎える「南北コリアと日本のともだち展」。6月の東京に続き、平壌での子どもたちによるワークショップが8月28~30日、市内にある平壌綾羅小学校と長慶小学校で行われた。今年の平壌ワークショップには朝鮮学校児童・生徒ら9人と1人の日本人児童が参加。過去に平壌ワークショップを経験したことのある朝鮮大学校の学生2人と、7人の日本人大学生も同行した。
子どもの感性で
北南朝鮮と日本に住む子どもたちが描いた絵を一堂に集め展示する「ともだち展」は2001年にスタートし、これまで東京、ソウル、平壌で展示会や交流会を行ってきた。「ともだち展」という名前の通り、各地の子どもたちが互いの絵を見たり直接出会うことで、1人でも多くの子ども同士が「ともだち」になることを目指している。
しかし2007年以降、朝・日関係の悪化によって平壌展の開催が困難に。このような状況を受け、各地の子どもたちが一つの絵を共同制作する取り組みが新たに始まり、絵を通じた「双方向」の交流は続いてきた。