民族性の気概あふれる作品
2012年01月18日 11:17 文化・歴史第4回 「華雪書芸教室作品展」(李順分講師)が、昨年12月3、4の両日、東京・小平市のシラヤアートスペースで開かれた。
会場に展示された一つ一つの作品は、作者たちの熱い思いが込められ、観る者を圧倒していた。李順分講師の作品「白虎」は迫力にあふれ、ウリナラで直接目の当たりにした瞬間の感動で書き上げたという四神図「수작(朱雀)・ 백호(白虎)・ 현무(玄武)・ 청룡(青龍)」の文字はまるで描いたような躍動感にあふれていた。
オープニングでは在日本朝鮮文化芸術家同盟・金正守委員長があいさつし、民族文化への熱い思いを抱き、次世代の育成に尽力している同教室を称えた。
また、宴会では、朝鮮学校生徒たちの民族楽器演奏、卒業生によるピアノ演奏が披露された後、参加者たちは準備された朝鮮料理に舌鼓を打ちながら、談笑した。
会場を訪れたある同胞女性は、「朝鮮民族の生み出した文化芸術の素晴らしさを感じずにはいられなかった。力強く、それでいてしなやかなハングル。その文字たちに表現されている細やかな民族の感情や強い意志が伝わり何度も目頭が熱くなった。朝高生、朝鮮大学校生、その卒業生、同胞女性たちの手による素晴らしい作品は、厳しい風の吹き荒れる日本の中で、力強く自己の文化を守り抜こうとする気概にあふれており、希望と勇気をもらった」と感想を述べていた。
(女性同盟西東京本部)