春親善芸術祭典閉幕、史上最高レベルの祭典
2012年04月20日 11:02 共和国【平壌発=金里映】金日成主席生誕100周年に際して、11日に開幕した第28回4月の春親善芸術祭典が19日に閉幕した。
東平壌大劇場で行われた閉幕式では、中国芸術団(中国人民解放軍総政治部歌舞団)、ロシア・コサック舞踊団、ロシアチャイコフスキー名称モスクワ国立音楽大学合唱団、在日朝鮮人芸術団、在中朝鮮人芸術団に団体賞、多くの芸術家と作品に功労賞、創作賞、個人賞、アンサンブル賞が授与された。
安東春文化相は閉幕の辞で、金正恩第1委員長が今回の祭典が成功裏に行われるように深い関心を払ってくれたことについて言及し、今回の成果は祭典史に刻まれるだろうと強調した。
高名な芸術団体
朝鮮芸術交流協会トン・ギョンス会長(46)は、今回の祭典の特徴は芸術レベルが祭典史上最も高かったことであると話した。
祭典には、中国で最も権威のある現代芸術を代表する中国人民解放軍総政治部歌舞団をはじめ、諸外国のハイレベルで規模が大きい芸術団体が多数参加した。
また、ロシア文化相を団長とするロシア文化代表団、インドネシア政府文化代表団、ベトナム政府文化代表団、キューバ文化省次官など、政府文化団体と各界の有名な人士が参加し、祭典の品格が高まった。
祭典期間中の公演を、平壌市民をはじめ地方から来た多くの人が観覧した。公演は市内各劇場で50回余り行われたが、公演回数を10回も増やすほどその人気は高かった。
また、主席生誕100周年慶祝大公演に、祭典参加者が参加して新たな公演舞台を繰り広げたことも特徴だった。
祭典基金創設
祭典期間には、2011年6月3日に平壌で創設された「4月の春親善芸術祭典基金」に関連する会議も行われた。この基金は非政府、非営利機関であり、国内外の理事から構成されている。
基金が創設されることによって、朝鮮と世界諸外国間での祭典公演準備と組織運営分野において、具体的な協力を強化できる土台が築かれるようになった。
(朝鮮新報)