〈本の紹介〉やりたいことが見つかる世界の果てのカフェ/ジョン・ストレルキー著
2026年02月02日 09:00 社会
ダイヤモンド社/本体1760円(税込)
本書は、作家、講演家、冒険家として活躍するジョン・ストレルキーが、7万キロにおよぶ世界放浪の旅の末、33歳のときに書き上げた作品。日本では昨年11月に出版された。原題は、『The Cafe on the Edge of the World』。全世界45言語で翻訳され、ヨーロッパでは15年から9年連続で年間ベストセラーを受賞。アメリカでもベストセラー1位を獲得。著者は、執筆活動に限らず、テレビやラジオ、公演活動などを通じて、自分らしく生きる方法を世界中の人々に伝える。また、世界中をバックパッカーとして旅し、多くの国々で長い時間を過ごしている
「人は時に、思いもよらない新しい場所で、新しい人に出会い、新しい学びを得る。
そして気づくのだ。それこそが、今、必要な学びだったのだと。ぼくの場合は、あの夜がそうだった。暗い、えんえんと続く道路の先に、それはあった。」(はじめに)
仕事に追われ、人生の目的を見失っていた主人公ジョンが偶然立ち寄ったのは、世界の果てのような場所にある不思議なカフェ。そこで出されたメニューには、「ここでのあなたの時間の意味について、当店のスタッフに相談してください」そう書かれてあった。裏返すと、人生を変える3つの質問が書かれていた。
「あなたはなぜここにいるのか?」 「あなたは死を恐れるか?」 「あなたは満たされているか?」
それはまさに、「人生の本質」を問う質問だった。ジョンは、それらの答えを、カフェで出会うケイシー、マイク、アンと共に探していくというストーリー。
「なぜここにいるのか?」、この質問にどれくらいの人が自信をもって答えられるだろうか。本書には、それらのヒントは随所にちりばめられているが、その答えは常に自分の中にある。これからの長い人生において、それらの「問いを持ち続けること」が重要なのではないだろうか。自分を見つめ直すきっかけをくれる一冊。
(佳)