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〈本の紹介〉多様性とどう向き合うか/岩渕功一

2026年02月02日 09:00 権利

違和感から根源的な問いへ

岩波書店。本体900円+税

多様性という言葉をしばしば耳にする。多くの人がここ数年で思ったことがあるのではないだろうか。

例えば、多文化共生社会の実現を目指す地方自治体の政策的キャッチコピーであったり、移民問題に関するニュースのキーワード、あるいはマイノリティによる活動で掲げられる理念など、その場面は様々だ。

一方でネット上では、「豊かな共生社会の実現のために」といった多様性の奨励に対して、疑問や拒否の反応を示す人々もよく見かける。「うさんくさい」や「面倒くさい」といった気持ちから違和感が生じ、否定的になる人が一定数いるようだ。

本書は、この多様性に関する肯定的な

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