18~19世紀の埋葬習慣を解明/白頭山一帯で新たな遺跡を発掘
2026年02月01日 07:00 共和国1月24日発朝鮮中央通信によると、白頭山一帯で歴史遺跡が新たに発掘された。今回、白頭山およびその周辺の広い地域で発掘された遺跡は朝鮮封建王朝時代の墓群で、当時の人々が祖先の遺骨をこの地に埋葬してきたことを示す重要な考古資料になる。
金日成綜合大学歴史学部の研究グループは白頭山一帯で調査・発掘を進めてきた。その過程で、すでに三池淵第1号池の島で確認されていた墓と同じ形式の墓が、白頭山天池の湖畔で5基、両江道大紅丹郡および咸鏡北道茂山郡地域で4基が発掘され、それぞれの特性や起源、年代が科学的に解明された。
新たに発見された墓は、いずれもシラカバの皮で包んだ遺骨を地中に納め、その上に土を盛り、さらに石で覆うという特徴的な造りをしている。調査の結果、この埋葬方法は、かつて両江道や咸鏡南・北道一帯、中国東北地方に住んでいた渤海人の墓の形式と葬儀法に由来するもので、他民族の墓制とは本質的に異なると結論づけられた。
また、ロシアのノボシビルスク国立総合大学と共同で行われた放射性炭素年代測定を通じて、墓の被葬者はおおむね18世紀中葉から19世紀中葉に生きた人々であることが判明した。これにより、18世紀中葉以降、白頭山一帯に居住していた朝鮮人が、祖先の遺骨を天池周辺に移して埋葬してきたという歴史的事実が初めて裏付けられた。
朝鮮考古学学会は、今回調査・発掘された墓の被葬者について、渤海の墓制の風習を受け継いだ朝鮮人であるとの見解を示した。
新たな墓の発見により、先祖たちが何世代にもわたって険しい森を越え、白頭山天池に祖先の遺骨や遺品を埋葬してきたことが分かった。また、白頭山が祖先ゆかりの山として崇められ、神聖な領土としてみなしてきたという歴史的事実が考古学的に裏付けられた。
(朝鮮新報)
