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50周年記念画集「学美に出会う」出版プロジェクト

2026年01月28日 14:24 民族教育

子どもたちの「いま」を未来へ/CF実施

52年の歴史を持つ在日朝鮮学生美術展「学美(GAKUBI)」の実行委員会が5050回学生美術展」を記念した公式画集「学美に出会う」の出版に向け、クラウドファンディングを実施している。締切は2222359分。朝鮮学校の文化と子どもたちの感性を未来へつなぐ取り組みとして、広く協力が呼びかけられている。

学美は、日本各地朝鮮学校に通う児童・生徒たちが、図工・美術の授業作品と、課外活動である美術クラブの作品を発表する場として歩んできた。北海道から九州まで13所で行われる地方巡回展は毎年盛況で、朝鮮学校のない地域においても、日本の支援者の協力のもと展示が続けられている。

朝鮮学校の美術教育は、技法や描写力の習得にとどまらず、子どもたち一人ひとりの心の動きや個性、多様性を尊重しながら表現を育むことを大切にしてきた。そこから生まれた作品には、素朴さやユーモア、時に社会や自分自身への問いが込められ、在日朝鮮人の子どもたちが生きる「いま」が率直に映し出されている。

今回制作される画集には、近年の学美作品の中から厳選した約500点と、作品論評50点を収録。フルカラー180ページの本格的なアートブックとして刊行される予定だ。単なる展覧会の記録ではなく、子どもたちの感性と表現を「未来へのギャラリー」として残し、次の世代や社会へと手渡すことが本プロジェクトの目的である。

クラウドファンディングの目標金額は200万円。印刷・製本費をはじめ、編集・デザイン、送料、人件費など、画集制作に必要な費用に充てられる。支援者にはサンクスレターと学生作品からデザインしたステッカーやポストカード、スマホ壁紙、トートバックなど今回限りのオリジナルグッズまた主要リターンとして公式画集が届けられる。

「学美」運営委員会は2020年のコロナ禍にもクラウドファンディングを実施し、多くの支援を受けて全国巡回展とウェブ展を成功させた実績を持つ。今回も、その信頼と期待に応えるべく、節目となる第50回展を記念した画集出版という新たな挑戦に取り組んでいる。

実行委員会は、「過去に描かれた作品でありながら、そこに宿るのは子どもたちの「いま」の息づかいであり、ウリハッキョの教育と文化の現在形である。そのかけがえのない記録を一冊の本として未来へ残すこのプロジェクトに、多くの同胞と読者の温かい支援が寄せられることを願いたいと呼びかけている。(盧)

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