多極化する世界と朝鮮半島情勢／総聯京都・西支部主催の講演会

総聯京都・西支部が情勢講演会を企画した。

総聯京都・西支部が主催する情勢講演会「多極化する世界と朝鮮半島情勢」が17日、キャンパスプラザ京都で行われ、約50人の同胞と日本市民が参加した。

講演会ではまず、総聯西支部の姜末一委員長があいさつした。

姜委員長は、混沌とする国際情勢と朝鮮半島情勢の中、このような時だからこそ情勢を正確に捉える視点が重要であり、そのような思いで今回の講演会を企画したと述べた。

その後、朝鮮大学校外国語学部の廉文成准教授が講演会タイトルをテーマに講演した。

廉准教授は、BRICSをはじめとする新興勢力が台頭する一方で米国を中心とした「西側諸国」の力が衰退するなど世界が多極化しているとし、それに対する朝鮮の認識について言及。朝鮮の多極化推進外交などの国家戦略について述べた。

講演のあと、質疑応答が行われた。

参加者たちは「日本の報道とは違って世界の多極化が進んでいる現状について深く知ることができた」「多極化する中での朝鮮の国家戦略について理解を深めることができた」と感想を語った。

【京都支局】