写真で見る朝鮮の２０２５年

国力の発展、変革の勢いを誇示

２０２５年、朝鮮は祖国解放、朝鮮労働党創建80周年を盛大に慶祝した。また、党第８回大会で示された国家経済発展５カ年計画（21～25年）の最後の年である今年に、党第９回大会に向けて経済や人民生活部門などに拍車をかけ、さまざまな成果を挙げた。今年の出来事を写真で振り返る。

祖国解放80周年に際し８月14日、慶祝大会と芸術公演（写真）が凱旋門広場で行われた。公演は、航空陸戦兵の集中降下など多彩な演出で華やかに彩られた。

朝鮮労働党創建80周年を迎え、平壌で記念行事が盛大に行われた。10月９日の慶祝大会、大マスゲームと芸術公演（写真）、10日の閲兵式には在日本朝鮮人祝賀団のメンバーをはじめとする１００人超の在日同胞らも参加した。

毎年20の市・郡に地方産業工場を建設する「地方発展20×10政策」が２年目を迎え、各地で工場建設が進展。地方人民の暮らしにも変化が表れている。写真は平安南道北倉郡の地方産業工場。

朝鮮人民革命軍の創建日である４月25日に朝鮮人民軍海軍の新型多目的駆逐艦「崔賢」号（写真）の進水記念式が、６月12日に「姜健」号の進水記念式が行われた。これら５千トン級駆逐艦の保有により、朝鮮海軍は核戦争抑止力を高めた。

平壌市５万世帯住宅建設プロジェクトに基づいて、平壌市東北部の和盛地区で第３段階１万世帯住宅（写真）が４月15日に竣工。デザイン性の高いモダンな超高層・高層住宅群、食堂、教育、商業施設に加え、先進的なサービス施設も備えている。

近代的な大型ビーチリゾートの元山葛麻海岸観光地区（写真）が６月24日に竣工。７月１日から国内客向けにオープンし、連日にぎわいを見せた。

朝鮮労働党創建80周年に際し10月６日、平壌総合病院（写真）が竣工。国の保健医療振興において医療拠点のモデルとなる同病院は11月３日に開院した。

朝鮮がサッカーＵ17女子Ｗ杯で２大会連続４度目の優勝を果たし（写真）、自国が持つ同大会の最多優勝記録をさらに更新した。

５８０余りの工場や企業が参加し、６万８千点を出品した軽工業製品展示会「軽工業発展−２０２５」（写真）。技術革新の進展、国産化の深化、地方産業の活力を大きく示した。

朝鮮とロシアの間では、昨年６月に締結された包括的戦略パートナーシップに関する条約によって多分野で協力、交流が活性化。写真は朝鮮解放80周年を記念して行われたロシア芸術使節の祝賀公演（８月15日、平壌体育館）。

（許侑琳）