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内閣総理大臣賞受賞、九州中高・崔玄祺さん、中学生人権作文で

2012年01月26日 11:37 民族教育

昨年行われた第31回全国人権作文コンテスト(主催=法務省人権擁護局、全国人権擁護委員連合会)で九州朝鮮中高の崔玄祺さん(中級部3年)が内閣総理大臣賞(=最優秀賞)を受賞した。「絆」という題で、ラグビースクールで出会った右手首から先のないスクールメイトとの日々を通じて、チームワークの大切さや障がい者に対する思いやりのあり方について訴えた。

伝達式で表彰された崔さん(右)

今回のコンテストには、全国の中学校の約60%である6,682校から89万3258人の応募があった。福岡県在住の中学生が各種作文コンテストで同賞に輝いたのは初めてのこと。

また、趙銀永さん(同)が北九州市人権擁護協議会優秀賞を受賞。

一方、昨年12月22日、内閣総理大臣賞伝達式が同校の体育館で行われ、福岡法務局人権擁護部の吉岡慶冶部長をはじめとする関係者らが出席した。式では、それぞれに賞状が授与され、法務省人権擁護局長・全国人権擁護委員連合会長感謝状が、全瑨成校長に手渡された。

福岡県人権擁護員連絡会の内田博文会長は、障がい者だからではなく、かけがえのない大切な仲間だからという崔さんの思いを評し、「審査委員一同、感動しながら読ませていただきました」と語った。

(九州中高)

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