〈学生中央体育大会2025〉東京が38年ぶりに3連覇/高級部サッカー
2025年12月02日 11:25 スポーツ
中央体育大会の高級部サッカー競技が行われた。(写真は東京対神奈川・茨城・北海道合同)
2025年度在日朝鮮学生中央体育大会の高級部サッカー競技が18~20日に静岡県の時之栖スポーツセンターで行われた。
今大会には6チームが出場し、総当たり戦で優勝を争った。
最終日のカードは、①東京対神奈川・茨城・北海道合同、②大阪対神戸、③京都対愛知・広島・九州合同となった。
東京対神奈川・茨城・北海道合同は、昨年の決勝で対戦。最終日時点で、東京の優勝はほぼ決定的となっていたが、合同が大量得点で東京を下した場合、逆転優勝の可能性が残っていた。そのため、この一戦には注目が集まった。
序盤から東京が主導権を握り、落ち着きをみせたプレーで合同を翻弄。一方、合同は防戦を強いられたが、粘り強い守備でゴールを守った。一進一退の攻防が続く中、両チームともに高い集中力を発揮。勝負の行方はPK戦に委ねられた。この時点で東京の優勝は決まったものの、東京は最後まで集中力を切らすことなく、キッカー5人が全員PKを成功し、勝利。1985~87年以来となる大会3連覇を成し遂げた。
また、3勝2敗(勝点13)の大阪が準優勝、3勝2敗(勝点11)の神奈川・茨城・北海道合同が3位の成績を収めた。
東京の陸潤豪主将(高3)は、大会3連覇を目標に掲げて練習に励んできたとしながら、「厳しい試合が続いたが、高3を中心にこれまでの練習を通じて培った自信を胸にプレーした。高級部最後の試合を優勝で終えることができて本当に良かった」と笑顔を見せた。
決勝終了後、閉会式が行われ、在日本朝鮮人体育連合会の李康弘理事長、在日本朝鮮人蹴球協会の崔英秀会長をはじめとした関係者たちが参加した。優勝チームにメダルが授与されたほか、大会優秀選手が発表された。
高級部サッカー競技を最後に、種目別開催となった2025年度学生中央体育大会の全日程が終了した。
(尹佳蓮)
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