〈ものがたりの中の女性たち95〉語る花王国の女性たち―花の女王と客人たち
2025年11月29日 08:00 文化・歴史あらすじ

花の女王 イメージ
科挙に何度も落ちた書生安憑(アンビン)は、別荘で暇を持て余している。彼を誘うように蝶が迷い込み、追いかけて庭園に入ると、青衣童子に会う。後を付いていくと、数百人の美しい女官が行き交う、豪華絢爛な宮殿の前に出る。 古代中国の神話上の皇帝である堯の子孫だという、牡丹の女王丹(タン)が統べる花王国である。幾重も門を抜け、黄金色に輝く正殿-「朝元殿」に案内された安憑は、楽の音と共に花の輿に乗って現れた女王に謁見する。女王は李夫人と桃姫などを呼び宴を催す。松先生、竹處士、菊翁と呼ばれる男たちも席につき、安憑と挨拶を交わす。梅姫と芙蓉城城主蓮姫も参加し、盛大な宴が始まる。一同が美酒に酔い、楽と舞踊を楽しむ中、