【お知らせ】朝・日学生が二日間の交流イベントを開催/11月末に東京で
2025年11月23日 08:00 文化・歴史学術交流フェス

留学同に所属する在日朝鮮人学生と日本の学生らによる二日間の交流イベントが11月29、30日に東京都内で行われる。
初日(29日)には、朝・日の学生が日常の研究活動をもとに執筆した論文を発表し、学術的交流を深めながら、運動場の課題について考える「日朝学生学術交流フェスティバル」が開催される。留学同が日本の学生らとともに論文発表会を行うのは今回が初めて。
発表分科は、①「日本の敗戦/朝鮮解放80年から考える歴史的課題」、②「在日朝鮮人の地位と権利」、③「朝鮮近現代史」の3つ。応募された約30篇の論文のうち、一次審査を通過した作品が当日発表される。第一部の論文発表会では、洪昌極氏(東京理科大学教養教育研究院 嘱託助教)、朴日粉氏(元朝鮮新報記者)、田中宏氏(一橋大学名誉教授)、愼蒼宇氏(法政大学教授)、呉圭祥氏(在日朝鮮人歴史研究所所長)らが審査委員を務める。
また第二部では、学生自身の専攻・研究に基づいた体験型プレゼン企画「研究×体験 プレゼンアリーナ」を実施予定。石こう取り体験、ワインディング(パーマ)体験、ゲーム作り体験など、多様な分野の研究に触れられる場となっており、参加者投票による表彰も予定されている。
■日朝学生学術交流フェスティバル
日時:11月29日(土)10時~17時
場所:日本教育会館 8階第二会議室(都営新宿線「神保町」駅徒歩3分)
参加資格:職業、年齢を問わず、どなたでも参加、視聴が可能
申し込み:リンクもしくは、QRコードから
https://forms.gle/5gQZdHzTeXRt38xu6

朝・日学生の全国ネット結成

二日目(30日)は、2023年に発足した「関東大震災100年-朝鮮人虐殺の歴史を記憶し、朝鮮人差別に反対する朝・日大学生一大行動-トルパプロジェクト」の活動を発展させ、日朝青年学生のネットワーク「日本と朝鮮の歴史に向き合い、植民地主義に反対する日朝青年学生全国ネットワーク-トルパ」の結成集会が行われる
同ネットワークは、「戦後」80年の節目に、強制連行・強制労働、日本軍「慰安婦」問題などの戦後補償問題、歴史保存運動及び過去清算要求運動に取り組む団体、個人を結び、情報交換と継続的な運動を可能にする枠組みの構築を目的として結成される。
結成集会では、記念シンポジウム「日本各地における真相調査・真相究明の状況~現地からの報告」を開催。シンポジウムには、「笹の墓標強制労働博物館」の矢嶋宰館長、東京朝鮮人強制連行真相調査団の金哲秀朝鮮側事務局長、浮島丸殉難者を追悼する会の品田茂会長、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・関東支部の鄭梨愛さんが登壇し、各地の現状を報告する。
シンポジウム後には、青年学生の活動を共有し、交流するブース別交流企画を予定。関東、東海、近畿、中四国などから賛同団体約8団体がブースを出展し、活動紹介と参加者との交流が行われる。また、午前中には学生を対象にした選択式フィールドワークも予定されており、日本の植民地支配の実態、現在まで続く歴史保存運動について学んだうえで、結成集会に臨む。
二日間ともに、参加対象に制限はなく、多くの人々の参加が呼びかけられている。
■「日本と朝鮮の歴史に向き合い、植民地主義に反対する日朝青年学生全国ネットワークートルパ」結成集会
日時:11月30日(日)13時開場、13時30分開始、16時30分終了予定
場所:KFC Hall(都営大江戸線「両国」駅A1出口直結)
参加費:1千円(障がい者、生活困窮者、高校生以下、無料)
参加資格:職業、年齢を問わず、どなたでも参加、視聴が可能。※記念シンポジウムのみオンライン配信あり。視聴料500円
申し込み:リンクもしくは、QRコードから
<現地参加>
https://forms.gle/fRpQfqAXre79kdMV8

<オンライン視聴>
https://forms.gle/h5RB5Dz9qDCUm7cp7
https://peatix.com/event/4669550/

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