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植民地支配での加害と日朝の課題/訪朝取材43回の伊藤孝司さんが講演

2025年11月15日 08:00 文化・歴史

11月1日、都内で伊藤孝司さん(フォトジャーナリスト)の講演会「朝鮮植民地支配での加害と日朝の課題」を開催した(主催:朝鮮文化研究会)。多くの写真を交えながら、これまでの取材活動を集約した講演会となった。

1985年からアジア各地での日本による植民地支配と侵略による被害者に対する取材を始めた伊藤さんは、92年以降コロナ禍前の2019年まで43回の訪朝を重ね、朝鮮各地に居住する被害者の取材を行ってきた。

その中で、日本政府が「内鮮一体」を掲げながらも、多くの朝鮮人女性を性奴隷にしたことは日本の植民地支配の実態を示すものだと確信した伊藤さんは、性奴隷被害者に対する取材に力を入れ、朝鮮で14人に取材をした。朝鮮で初めて名乗り出た李京生さんをはじめ、朴英心さん、鄭玉順さんらの証言や慰安所跡の建物について紹介した。

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