平壌総合病院が竣工/11月の運営正常化へ
2025年10月15日 08:00 共和国朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、平壌総合病院の竣工式が6日に行われた。
朝鮮労働党は、保健医療施設、とりわけ病院施設の物質的・技術的土台が脆弱な状況を踏まえ、保健医療部門で中枢的な機能と役割を果たせる総合病院の建設を推進。今回建てられた平壌総合病院は、建築様式のデザイン性はもちろんのこと、さまざまな専門施設と設備が高水準で整えられ、先進的な医療サービスを提供できる近代的な保健医療施設となった。平壌総合病院では開院を控え、医療従事者らによる医療施設の運営経験を高めるため一定期間を費やし、11月から運営を正常化させる方向で準備が進んでいる。
金正恩総書記が竣工式で行った演説では、党による保健医療近代化の戦略が示された。
党は保健医療近代化の同時並行戦略に基づき、中央・地方病院や、各種保健医療施設、全国的な医療サービス・インフラの整備を進めるとともに、医療・サービス活動、人材養成と科学研究を並行させ、国の保健医療部門の水準を一気に引き上げるビジョンを描いている。また、平壌総合病院の建設経験に基づき、平壌には第2の総合病院を建設する計画もある。
(朝鮮新報)