朝鮮労働党創建80周年を祝賀、平壌で盛大な記念行事/在日本朝鮮人祝賀団らも参加
2025年10月14日 08:57 総書記の活動 共和国朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党創建80周年を迎え、平壌で記念行事が盛大に行われた。金正恩総書記の参席のもと、9日に慶祝大会、大マスゲームと芸術公演がメーデースタジアムで、10日に閲兵式が金日成広場で、国家宴会が木蘭館で行われた。総書記は、7日にラオス人民革命党のトンルン・シスリット書記長、9日にベトナム共産党のトー・ラム書記長と会談し、同日に中国共産党中央政治局常務委員の李強国務院総理を、10日に全ロシア政党「統一ロシア」のドミトリー・メドベージェフ委員長を接見した。
大会や閲兵式
慶祝大会、大マスゲーム・芸術公演には、トー・ラム書記長、李強国務院総理、メドベージェフ委員長をはじめとした各国の党及び政府首班と人士、国際民主団体の代表が出席。また、在日本朝鮮人祝賀団、朝青、青商会、留学同で構成される忠誠の書簡リレー代表団、在日朝鮮社会科学者代表団、朝鮮大学校卒業学年学生祖国訪問団の第2陣のメンバーも参加した。
金正恩総書記は慶祝大会で行った演説で、祖国を訪れた在日本朝鮮人祝賀団をはじめとする海外組織代表を熱く祝い、皆さんを通じて異国に住んでいるすべての同胞にも温かいあいさつを送ると述べた。
総書記は、わが党の創立は社会主義の正義を証明し、その特有の優越性を示す新たな革命的党が歴史の舞台に出現したことを告げる政治的出来事だったと言及。あらゆる逆境の中で自主性と社会主義の旗印を高く掲げたわが党の闘争は、正義と平和のための人類共同の偉業遂行に大きな歴史的貢献をしたと述べた。そのうえで、敵国の政治的・軍事的圧力策動に超強硬をもって立ち向かうわが党と政府の原則性と対応は、戦争と覇権に反対する進歩陣営の成長を強く促進しており、社会主義勢力の一員、自主と正義の堅固な砦としての国際的威信はさらに強まっていると述べた。
総書記は、人民のための歴史、人民の力に依拠してきた歴史に、わが党のすべての勝利と栄光の秘訣があるとし、わが党を支持する人民を信じ、常に人民と一心同体となって、必ずこの国をより豊かに、世界で一番素晴らしい社会主義楽園に築き上げると強調。社会主義偉業の最終的完成のために、信念に満ちて前進しようと熱く呼びかけた。
翌日には閲兵式が金日成広場で行われた。
金正恩総書記は演説で、革命の各年代記に党の指導を最も積極的に実現した朝鮮人民軍の功績について高く評価し、軍は敵を圧倒する政治的・思想的、軍事技術的優勢によって、防衛圏に接近する一切の脅威を掃滅する無敵の実体に引き続き進化しなければならないと言及。朝鮮の党と政府が今後も、強大な革命武力と共に不正義と覇権に反対し、正義と平和を守り抜くための進歩的人民の共同闘争で自分の責任を果たすことを確言した。
閲兵式では、朝鮮最強の核戦略兵器システムとされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲―20」型縦隊や、極超音速滑空ミサイルと極超音速中長距離戦略ミサイル縦隊など、朝鮮国防技術の発展水準を示すさまざまな縦隊が行進した。
金正恩総書記の参席のもと10日に行われた国家宴会には、各国の党及び政府首班らと共に海外同胞祝賀団、代表団団長らも招待された。12日に党創建80周年を祝して海外同胞のための宴会が行われ、13日には最高人民会議常任委員会の崔竜海委員長が、在日本朝鮮人祝賀団の団長である総聯大阪府本部の夫永旭委員長、忠誠の書簡リレー代表団の団長である朝青中央の李光日委員長をはじめとした海外同胞祝賀団、代表団の団長らと万寿台議事堂で面談した。
友好国と協力強化

金正恩総書記が、ベトナム共産党のトー・ラム書記長、中国共産党中央政治局常務委員の李強国務院総理、全ロシア政党「統一ロシア」のドミトリー・メドベージェフ委員長らと共に閲兵式に参席した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
7日、金正恩総書記とラオス人民革命党のトンルン・シスリット書記長の間で行われた会談では、両国間の相互協力を強化していくための諸問題が討議され、両党、両国間の伝統的な友好・協力関係が両国人民の志向と念願に即してさらに発展するものとの期待と確信が表明された。
9日、金正恩総書記とベトナム共産党のトー・ラム書記長の間で行われた会談では、両国の社会主義建設を積極的に促し、両党、両国人民の協力関係を時代の要求に即して拡大するための問題などについて意見が交換された。
金正恩総書記は同日、中国共産党中央政治局常務委員の李強国務院総理を接見した。
李強総理は、中朝友好は両党、両国の最高指導者の戦略的導きのもと、関係発展の新たなページを開いているとし、中朝関係を立派に守り、強固にし、発展させるのは中国党と政府の一貫した、確固たる戦略的方針であると述べた。
談話では、両党、両国の友好・協力関係をより幅広く、全面的に発展させるための相互高位級往来と戦略的意思疎通、多方面の交流と協力を拡大していくための問題が論議された。
金正恩総書記は、朝中友好・協力関係を時代の要求に即していっそう強化、発展させていくのは朝鮮労働党と共和国政府の揺るぎない立場であるとし、わが党と政府と人民は中国同志たちと共に社会主義偉業の実現を目指す共通の闘争の中で朝中関係のより活力のある発展を促していくと確言した。
総書記は10日、統一ロシアのドミトリー・メドベージェフ委員長を接見した。
総書記は、朝ロ両国間の政治的協力を強化し、二国間関係の発展に有利な政治的環境を整えるうえで政権党が占める地位と役割の重要性を強調。両国の国益守護と人民の福利のための共通の目標を達成するために、両党間の協力を引き続き強化し、多方面の交流と接触を緊密に行うことを願うと述べた。
メドベージェフ委員長は、クルスク州解放作戦で発揮した朝鮮軍人の勇敢さと犠牲的精神は、両国をつなぐ兄弟の絆の強固さと特殊な信頼関係、血潮で結ばれた同盟関係の不敗性を立証したとし、両党、両国間の交流と協力をいっそう強化するために積極的に努力すると述べた。
談話では、朝鮮労働党と統一ロシアの接触と協力を活性化するための展望計画が討議され、国際および地域情勢をはじめ相互関心事となる問題に対する意見が幅広く交換された。
この間、朝鮮とベトナムの間では両国の外務省、国防省、保健省をはじめとする各分野の相互協力に関する合意文が調印(10日)されたほか、朝鮮とインドネシアの外相会談が行われ、二国間協商制度の樹立に関する了解文が調印(11日)された。
(朝鮮新報)