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埼玉初中で「青商会学園」建設・法律・医療・写真の特別授業

2025年10月07日 12:42 民族教育

先輩として夢と可能性を伝える

埼玉県青商会が主催する「青商会学園」と題した特別授業が9月20日、埼玉初中で行われた。対象は初級部高学年と中級部の児童・生徒たち。青商会の幹事たちが後輩たちに夢と可能性を届けた。

この日は、建設、法律、医療、写真といった多彩な分野で活躍する幹事たちが講師を務め、自らの経験を交えながら語りかけた。児童・生徒たちは「ウリハッキョ」で学びながら、将来への夢や可能性を膨らませた。

法律の授業

法律の授業を担当したのは副会長の金英功弁護士。「トラブルを解決するだけでなく、未然に防ぐことも弁護士の大事な役割」と説明し、マンガ本の貸し借りや掃除係の分担を題材に模擬契約書づくりを行った。生徒たちは「契約書を書きながら不足している部分を探すのが楽しかった」「弁護士は争いを防ぐこともしていると知った」と話した。

写真の授業

写真の授業では、県青商会副会長で朝鮮新報カメラマンの盧琴順さんが登壇し、写真の力と役割について語った。また自ら撮影した祖国の写真を見せながら、「行けない人々に代わってカメラマンが目となり、祖国の今の息遣いを伝える」ことの意味を紹介。その後、生徒たちは「私のウリハッキョ」をテーマに写真を撮影し、タイトルをつけて発表した。「写真は表現もでき、また記録もできるし、歴史を守るものだと知った」「1枚にたくさんの思いを込められることを学び、撮ることが楽しかった」といった感想が寄せられ、写真を通して学校の魅力を伝えたいという声も聞かれた。

医療の授業

医療の授業では、崔龍哲直前会長が指導。「突き指の応急処置」をテーマに、テーピングの実習を行った。突き指の経験がある生徒は多く、実際に友達の指にテーピングを巻きながら処置のコツと重要性を学んだ。「実際にテーピングをしてみたらしっかり固定されて驚いた」「部活で怪我した時は自分でやってみようと思った」との感想も寄せられ、医療への関心を深めるきっかけとなった。

建設の授業

建設の授業は、金亨浩会長さんと陳太極幹事が担当。現場での服装について説明した。ヘルメットや安全靴などの装備は、自身の頭や体、足を守るために必要であることを伝えた。その後、人の手で掘る場合とショベルカーを使う場合の違いを実演し、機会を使うことで効率的に作業ができることを伝えた。

建設の授業

その後、ショベルカーの操縦席に実際座ってみたり、ハンマードリルでコンクリートを砕く体験も行われた。生徒たちは「建設の仕事に興味をもった」「ショベルカー力にも驚いたし、それを上手に操作する姿に感動した」と迫力ある体験を振り返り、建設の現場を身近に感じ取った。

授業を終えた子どもたちは「貴重な経験ができてとても楽しかった」と口々に語り、将来への希望を膨らませた。母校に戻った青商会の先輩たちの姿は、子どもたちにとって自らの未来を描く大きな力となった。

【埼玉県青商会】

 

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