広島初中高グラウンド人工芝化へ／県青商会・教育会がプロジェクトを推進

来年の創立80周年に向けて

広島初中高のグラウンドを人工芝に整備するプロジェクトが本格的に進んでいる。総工費は約４,５００万円。「ウリ民族フォーラムin広島２０２５」（７月６日）を成功裡に終えた広島県青商会と同校教育会が中心となり、来年創立80周年を迎える広島初中高に通う子どもたちが、安心して運動できる環境を整えようとこのプロジェクトに取り組んでいる。

広島県青商会は同胞たちが集う場でプロジェクトについてアピールを重ねてきた

環境改善と財政基盤強化

広島初中高は、来年学校創立80周年と現校舎の落成30周年の節目を迎える。校舎の老朽化が進む中、最も深刻な課題とされてきたのがグラウンドだった。雨が降れば大きな水たまりができ、乾けば砂埃が舞い上がる。デコボコも激しく、定期的に砂を入れる修繕を行ってきたが、根本的な解決には至らなかった。

「創立80周年に向けて子どもたちのために何ができるのか」――。その問いの答えがまさにグラウンドの人工芝化だった。