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“祖国から授かった音色を絶やさせない”/「民楽」団員たちの思い

2025年08月22日 09:12 文化 文化・歴史

民族楽器重奏団「民楽」の創立35周年を記念する演奏会が17日、東京・TOPPANホールで行われた。民楽の団員たちはこの間、異国の地でも朝鮮民族伝統の音色を守る一心で活動してきた。

民族楽器重奏団「民楽」創立35周年記念演奏会の出演者たち

近年、民楽の前には大きな試練が立ちはだかった。コロナ禍とそれに起因する祖国往来の制限だ。コロナ禍によって本来予定していた30周年記念演奏会は中止に追い込まれ、活動自体も休止せざるを得なかった。

今回の演奏会で団長を引退することを報告した康明姫さん(67)は「コロナ禍は団にとって大打撃になった」と振り返る。団員たちの中には関西地方、北海道に住む団員もいる。感染拡大の懸念から東京で集まって練習することができなくなった関係で、

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