〈インターハイ・ボクシング〉「先代から築き上げられた偉大なる業績」
2013年08月09日 12:07 スポーツ往年の選手たちが見た朝高生の活躍
朝高生たちを応援しようと会場に駆けつけた同胞たちの中には、在日同胞ボクシング史を彩った往年の名選手たちの姿があった。
第1回在日朝鮮学生中央体育大会の第1試合目に出場した九州朝高ボクシング部OB会の李浩会長(50)、高校生ながら全日本社会人選手権の大阪府予選に出場し、優勝した経験のある大阪朝高ボクシング部OB会の李幸治会長(41)、 朝鮮大学校ボクシング部の初代主将を務めた全大福さん(60)など、多くの名選手たちが朝高ボクサーたちの勇姿を見守った。
彼らはみな、現役時代に「全国」の舞台に出場する機会すら与えられなかった。リング上だけでなく、リングから下りても在日朝鮮人に対する差別と闘ってきた在日同胞ボクサーたちだ。
李浩会長は、唯一の真剣勝負の場は、1年に1回限りの「中央大会」だけだったと話す。