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〈編New生活潜入記②〉憧れから自慢の〝ハッキョ″に/四日市初中

2025年08月17日 09:00 民族教育

日本学校から朝鮮学校へ編入した同胞の子どもたちが送る編入生活は、民族教育や「ウリトンム」たちなど、新しい出会いで溢れている。本連載では、各地の朝鮮学校に潜入し、学校生活を送る編入生たちの姿を書き記していく。

英語の授業のようす

6月、近鉄「阿倉川」駅を降りると、四日市初中の校舎と運動場が一望できた。踏切を渡り校門を通過すると、校舎の2階から「アンニョンハセヨ!」とあいさつが飛んできた。元気な声の持ち主は、編入生の金希美さん(初3)だった。

集団生活通じ

第1の目標は「朝鮮語をしっかり使う」

本紙連載「三重同胞奮闘記⑬」(2月3日号5面)で紹介された編入生の金直樹さん(初5)と希美さん。2人は昨年8月に兄妹で四日市初中へ入学した。

取材当日、まずは英語(初5)と日本語(初3)の授業をのぞいてみた。年齢は言語習得における臨界期に該当するが、朝鮮語を習い始めて1年も経っておらず、3つの言語を並行して学ぶのは簡単ではないはず。しかし、2人はトリリンガル教育に遅れを取らず、積極的な姿勢で質問に解答していた。

授業前の教室での一幕、朝鮮語を「教えて!」(右が直樹さん)

初5の教室では、

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