23年ぶりに花開いた民族芸術/大阪・広島・福岡歌舞団コンサートin 鳥取・三朝【動画】
2025年07月19日 09:00 交流 動画 在日同胞 文化
大阪・広島・福岡朝鮮歌舞団コンサート in 鳥取・三朝が行われた
「大阪・広島・福岡朝鮮歌舞団コンサート in 鳥取・三朝」(主催=実行委)が13日、鳥取県の三朝町総合文化ホールで行われた。総聯鳥取県本部の朴栄致委員長をはじめとする県内外の同胞たち、日本市民ら270人が観覧した。
今回の公演は、23年10月に行われた鳥取同胞フェスティバルの経験を糧に、同胞たちには日頃触れる機会が少ない朝鮮の芸術文化を届け、日本市民たちには在日朝鮮人への理解を促そうと企画された。
三朝町が位置する鳥取中部・倉吉地域で朝鮮の民族芸術が披露されるのは、2002年の金剛山歌劇団倉吉公演以来、23年ぶり。山陰地域青商会が準備した会場には、パンフレットや歌舞団後援会の案内が置かれ、公演後に歌舞団団員らと写真を撮れるブースも設置された。
「我らの誇り限りなし」で幕を開けた公演の1部では独唱「祖国よ、繁栄あれ」、舞踊「小太鼓の舞」、混声重唱「アリラン赤とんぼ」などが披露された。2部は、友情出演した鳥取県立倉吉農業高校「倉農太鼓部」のパフォーマンスで始まり、歌と舞踊「口笛」、独舞「若き舞姫」、2重唱「海の豊漁歌」が上演されたほか、「青山里の豊年」がフィナーレを飾った。最後に参加者たちは歌謡メドレーに合わせて踊りの輪を広げた。

踊りの輪を広げる観客たち