国会議員が初のフィールドワーク/千葉、関東大震災朝鮮人虐殺の現場へ
2025年05月22日 08:00 歴史
「関東大震災犠牲同胞慰霊碑」の前で説明を受けるフィールドワークの参加者たち
19日、「関東大震災朝鮮人虐殺を検証する有志議員の会」(以下、「有志議員の会」)による関東大震災虐殺に関するフィールドワークが千葉県で行われた。ここに「有志議員の会」世話人である平岡秀夫衆議をはじめとする国会議員たち(立憲民主党)、立憲の鈴木賢一国際部長、フォーラム平和・人権・環境の藤本泰成顧問、総聯中央・権利福祉局の任京河局長、朝鮮人強制連行真相調査団中央本部の陳吉相事務局長、総聯千葉県本部の活動家など20余人が参加した。
「有志議員の会」は、日本政府に関東大震災時朝鮮人虐殺があったことを認めさせ、虐殺の実態について資料を収集して検証するよう求めることを目的に設立された。2月の設立総会とともに行われた明治学院大学・鄭栄桓教授による勉強会、4月の「関東大震災朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」の山本すみ子共同代表による勉強会を経て、今回のフィールドワークが3回目の活動となる。
参加者たちは、マイクロバス1台を貸し切り、「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会」事務局の平形千惠子さん(84)のガイドで、千葉県の3カ所を巡った。